住宅内の空気汚染によっておこるシックハウス症候群。塗装で使われる塗料の中にもシックハウス症候群を起こす原因物質が含まれています。
★ 特集記事【結露対策】
「置くだけ」最新のシックハウス対策とは?(特許も取得)
シックハウス症候群とは?
シックハウス症候群というのは、ダニやカビやハウスダストなどの空気汚染によって引き起こされる健康障害の事です。
近年住居の気密化や断熱化が進んでいるため、普段生活をしている中で汚れた空気がたまりやすい状態となっているのがこの現象の背景にあります。
症状としては目がチカチカしたり咳が止まらなくなったり、鼻水がよくでたり皮膚がかぶれたりなど人によって様々な症状が出ます。
人によって原因となる物質も症状も異なるため、原因の特定が難しいことがこの現象の特徴です。
塗料の何が原因なのか?
このシックハウス症候群では様々な化学物質も原因の1つとされています。
塗料の中には揮発性有機化合物(VOC)と呼ばれるものが入っていて、その中にあるホルムアルデヒドやトルエン、キシレンと呼ばれるものが原因と言われています。
塗料と言っても希釈材や顔料など様々な種類がありますが、その中でも特に問題となっているのが有機溶剤と言われるものです。この有機溶剤として使われることが多いのが先述したトルエンやキシレンなのです。
この化学物質を含んだ建材を用いると、空気中にこの化学物質が舞い、かつ気密性があるので部屋内にとどまってしまい人が呼吸をするたびに人体に入って行ってしまうので健康障害を引き起こしてしまうのです。
このようなシックハウス症候群の原因物質を含むものは近年使用が禁止・規制されています。これは建築基準法が改正されたことによってシックハウス症候群に関する対策が義務付けられたからです。
塗料が原因になる時の対策方法
塗料の部分からシックハウス症候群を対策する方法としては、主に3つの方法があります。
1つ目はフォースターマークのつけられている塗料を選ぶことです。このフォースターマークというのは原因物質の1つであるホルムアルデヒドが建材に含まれている量を表しています。
星は4つが最大で、3つ以上ならば室内で使っても問題はないとされています。
2つ目はゼロVOC、低VOCと表記されている塗料を選ぶことです。これはホルムアルデヒド以外のトルエンやキシレンも含めた原因物質の含まれている量がゼロ、もしくは少ないという事を表しています。
3つ目は水性の塗料を使用する事です。水性の塗料はVOCや臭いが少ない傾向があります。また自然塗料と言われるものもあり、こういった元より有害物質の少ない塗料を使う方法も。
塗料と言うとあまりなじみがないものだと思う人も多いですが、こういった細かい所から注意を払う事でシックハウス症候群が起きる可能性を減らす事ができます。
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シックハウスは塗料などの化学物質が1番の原因のように思えますが、
厚生省の対策ページ内でも紹介されてるとおり、実はダニも大きな要因。
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