「気分を変えるために壁紙を張り替えたい!」「古くなって、めくれてきた所もあるクロスを何とかしたい!」という時。
壁紙(クロス)を自分でDIYで張り替える方法と、業者に頼んだ時の相場や手順を比較しました。
家の壁紙を、実際に自分で張り替えた経験のある筆者がそれぞれの特徴を詳しく解説していきます。
「クロス張替え」DIYと業者を比較
クロスの張替えをする時に、DIYで自分で張り替えるのと、業者に頼む場合のメリット・デメリットをまとめました。
DIYで自分でやる |
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業者に頼む |
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クロス張替え(壁紙 張替え)を自分でやる方法
(こんな、壁紙を自分で貼りました!)
「そもそも、壁紙を自分で張り替える事ができる?」と思ってる人も多く、業者に依頼するものと考えるケースがほとんどかもしれません。
ですが、クロス張替えは手順とコツさえ覚えてしまえば、難しいものではなく、実際に筆者も家の壁紙を複数箇所自分で張り替えてします。
壁紙を自分で張り替える時に手順はこんな感じ↓
- もともとの壁紙をきれいに剥がす
- 壁のサイズに合わせてカッターでカット
- 壁紙の裏紙を剥がしてスタンバイ
- 壁に貼っていく
- はみ出している部分をカッターでカット
- まわりについたのりを濡れスポンジ&タオルで軽く拭き取る
それぞれの項目をもう少し詳しく解説していきます。
1.「もともとの壁紙をきれいに剥がす」
もともと貼ってある壁紙をきれいにはがしていきます。
剥がす手順はシンプルで、角の溝部分に沿ってカッターで切れ込みを入れていって、後は手でベリベリと剥がしていくだけ。
「最初の1手」が難しく、めくる端の部分がつかみにくいので、カッターの先などを使って少しづつ剥がしていき、指でつまめるようになったら、そこを起点に剥がしていきます。
途中で切れると、再び掴むのにコツがいるので、全体に適度に力をかけながら なるべく1枚まるごと剥がせるようにするのがポイント。
壁紙の裏紙が石膏ボードに残りますが、新しく壁紙を貼った時にどうせ隠れるものなので、神経質にすべてを取り除く必要はありません。(明らかに凸凹してる部分は取り除きます)
実際に壁紙を剥がしている様子は、次の動画が参考になります↓
2.「壁のサイズに合わせてカッターでカット」
実際に貼る壁の部分に合わせて、ロール状態に巻かれている壁紙をカットしておきます。
壁紙は上から下に垂らすように貼っていき、それを横に並べていって壁一面に広げていくイメージ。
また、壁のサイズにぴったり合わせて貼るのではなくて、おおまかにサイズ感をあわせて貼っていき、後ではみ出てる部分をカッターでカットしていきます。
なので、実際に貼る壁の高さに加えて、10cm程度の余白を上下にプラスしてロール状態の壁紙を切り分けていきます。
これを、壁に貼る枚数分 繰り返して、貼るたびにカットしないで良いように準備。同じ作業はまとめる事で貼る作業がよりスムーズになります。
「梁」があったり、窓があったりして形が不規則な部分も、10cm程度の余白を目安に貼る部分の形に合わせてざっくりとカットしておきます。
3.「壁紙の裏紙を剥がしてスタンバイ」
新しく貼るクロスを用意したら、貼る壁紙の前にスタンバイします。
壁紙には「のり付き」のものと「のりなし」のタイプがありますが、初心者におすすめなのは「のり付き」のタイプ。
「のりなし」の壁紙は、自分でのりを刷毛などを使って塗っていく必要があり、手間と技術、貼るタイミングに合わせた時間配分も考えなくてはいけないので、かなり難易度は高め。
一方で、のり付きのタイプは裏紙を剥がしたら、後は壁に貼っていくだけなので かなりお手軽。のりも、均一にキレイに塗ってある状態なので、のり付けでの失敗もなくなります。
のり付きタイプの壁紙を探す時には「RESTA」がおすすめ↓
https://www.diy-shop.jp/second/namanori.html
筆者が実際に自分で貼る時にも、ほぼ、ここの「のり付き壁紙」を使っています。
「のり付きだと、種類が少なくなるのでは?」と思ってしまいがちですが、「」の 「のり付き壁紙」は種類も豊富で、イメージしている壁紙もきっと見つかるはず。
写真付きで部屋に貼っている様子も掲載されているので「こんな壁紙もありかも!」と新たな発見もあるかも。
4.「壁に貼っていく」
壁に貼る前には、下の動画のように壁紙を蛇腹に折りたたんで、ノリがまわりにつかないようにまとめておきます。
クロスの端を持ったら、そのまま天井部分に持ち上げて貼る場所を合わせたら、上部から軽く押さえるようにして仮止め。
軽く固定しながら、こんな道具↓
「押さえハケ」を使って、空気を抜くようにして伸ばしながら張り合わせていきます。
このハケを使って貼る事で、素人でもプロが貼ったようなキレイな仕上がりに。逆に、この道具なしで貼るのはほぼ不可能と言ってもいいぐらい大事なものです。
単品で用意するのもいいですが、この後の工程で必要になる「ステンレスカット定規」やローラーも入った、こんな感じのセット↓
こんなセットなら、個別に買わなくてもまとめて入ってるので便利。
また、先程紹介したRESTAで買うと、壁紙10メートル以上の購入で こんなタイプのセットがプレゼントでついてくるので、壁紙をたっぷり買う予定があるならそちらを利用するのもおすすめです。
5.「はみ出している部分をカッターでカット」
ハケを使って貼るのと同じぐらい大事な工程。せっかくキレイに貼れても、ここの処理が雑だと仕上がりが汚くなってしまいます。
この工程を焦らず丁寧にやっていく事が美しく仕上げるコツです。
(我が家で貼った壁紙。左側のダークネイビーカラー部分が、貼ったクロス。右側の白い部分はもともと貼ってあった壁紙です)
壁紙を角まで貼ったら、ヘラで角の部分にしっかりと折り目をつけるように押さえます。
あまり力を入れすぎると破けてしまいますが、折り目が中途半端だとカットした時に綺麗にならないので、適度な力でしっかり折り目をつけるのがポイント。
折り目を付けたら、ステンレスカット定規を当てて、切れ味の鋭いカッターでカットしていくだけ。
この時に使うカッターは、普通のカッターではなくて できれば、一般的なものよりも刃が薄めになっている壁紙用のカッターを使うこと。
また、のり付きの壁紙は、1〜2辺ぐらいカットしたら 切れ味が落ちるので、何度も刃を折って なるべく新しい状態の刃のままで切り続けることがコツです。
左が貼った壁紙。右側の白い部分がもともとの壁紙部分。
- ヘラでしっかり跡をつける。
- ステンレス定規でしっかり抑えて、切れ味のいいカッターで切る。
という2つのポイントを押さえれば、素人でもこんな感じに綺麗に貼る事が可能です。
こちらは、残念ながらちょっと失敗してしまった方。
コンセントまわりの処理は綺麗にできましたが、右側の梁の部分が雑になって汚くなっています。
壁の下側でカッターで切りにくかった事もありましたが、そんな切れにくい部分を「楽しよう…」という気持ちが働いて、使いっぱなしのカッターで切ってしまった事が原因。
面倒でも、何度もカッターの刃を折って、常に最高の切れ味でカットしておくと失敗が少ないです。
6.「まわりについたのりを濡れスポンジ&タオルで軽く拭き取る」
壁紙を自分で貼り付けている時には、ノリがまわりの壁紙や柱にベタベタと貼り付いてしまい汚くなりがち。
そんな、はみ出てしまったノリは、塗れたスポンジで拭き取る事で綺麗にできます。最後の仕上げまでに手を抜かないように、丁寧に。
ここまで紹介した一連の流れは、次の動画をチェックして見るとより理解が深まります↓
最初に紹介した実際に我が家で貼った部分↓
こちらは、RESTAで販売されていたサンゲツのリザーブシリーズという壁紙を使っています↓
買った当時の値段が税込みで460円ぐらい。10メートル買って写真にある場所+余った分で他のちょっとしたスペースも張り替えています。
自分でDIYで壁紙を張った時の総額は10メートル×460円に、張替えに使った道具はRESTAの「10メートル以上でプレゼント」のセット品を使えたので、結局、約5,000円弱で壁一面の張替えが完了した事になります。
業者に頼んだ時の手順&相場
業者にクロスの張替えを頼むと、ここまで長々と紹介してきたような作業を全て丸投げする事ができます。
筆者が実際に壁紙を剥がすところから、張替えを完了するまで約7㎡弱のスペースで丸1日の時間がかかっています。
余白分等でカットしたり、他のスペースで使ったりしてるのをざっくりと計算したとしても、約7㎡で5,000円で自分で貼れたという計算。
では、業者に頼んだ場合の相場はどれぐらいになるのでしょうか?
一般的にかかる相場としては、こんな感じに金額になっています↓
クロス張替え | 1㎡:800円〜1400円 |
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養生費 | 約5,000円 |
下地処理火費 | 約10,000円 |
廃材処分費 | 約50〜150円 |
荷物移動費 | 約5,000円〜 |
筆者がやった7㎡のスペースと比較してみると、最も安い金額でリフォームできたとして約25,000円程度はかかってしまう計算に。
- 自分でやる:約 5,000円
- 業者に頼む:約 25,000円
この金額相場に加えて、最初に紹介したメリット・デメリットを考えます↓
DIYで自分でやる |
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業者に頼む |
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自分でやった時の差額分の約20,000円の値段をかけて、業者に頼む方が良いかどうか? がどちらを選ぶべきかの基準になります。
自分の時間を使わずに、綺麗に仕上げたいなら業者に頼む。自分でDIYをするのが好きだったり、なるべく安く済ませたい場合には DIYで自分でクロスの張替えにチャレンジするのがおすすめです。
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