近年、良く耳にする「オール電化住宅」。オール電化とは、家庭内で利用するすべてのエネルギーを電気だけでまかなう事をいいます。つまり、調理や給湯などもすべて電気でまかなうという事です。
それでは、電気代がかなり高額になってしまうのではないかと心配になる方もいるかもしれません。
photo by Takadanobaba Kurazawa
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月々にかかる電気代と年間電気代の相場
一般家庭の電気代の相場はあまり知られていませんが、総務省の統計を参考にすると、過去3年間(2011年~2013年)の一般家庭電気代平均額は、
- 3人世帯で10,144円/月、121,732円/年
- 4人世帯で11,043円/月、132,516円/年
- 5人世帯で12,324円/月、147,892円/年
となっています。
年間統計で月額平均を出しているので季節ごとの変化は見えませんが、電気代は1カ月10,000円~12,000、年間で120,000~150,000円程度が相場となりそうです。
オール電化で必要なランニングコスト
オール電化に必要なランニングコストとは、IHクッキングヒーターや給湯機であるエコキュートなどの設備機器を快適に使うためにかかる、機器の管理費や維持費の事。
しかし、これらの機器は耐用年数が長く10年~15年とされていますので、正しく使っていれば無用にランニングコストがかかることはないでしょう。
万が一、機器の調子が悪くなってしまった場合でも保証期間内であれば、無償で対応してくれることがほとんど。(保証期間も3年~5年程度が一般的)
また、メーカによっては要請すれば定期点検を行ってくれます。その定期点検にかかる費用は約10,000円~20,000円程度の金額となります。
オール電化の場合、家庭内で使うエネルギーはすべて電気でまかないますので、ガス代や電気代といった光熱費を1つにまとめる事が可能。つまり「基本料金」も1つという事になるため、それだけでも「光熱費」の節約になり、月々の光熱費というランニングコストを抑える事にもつながっています。
▶関連:「オール電化」にした時の光熱費はいくら?ケースに別で比較
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