あなたの家は、いつ大地震が来ても大丈夫ですか?食料などの貯蓄も大事ですが、まず命を守ることが大前提です。身を守るためにも、家具の固定が大切です。
どの部分に必要か、どのような方法があるのか、詳しく説明していきます。
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過去の地震で学ぶ家具転倒の怖さ
平成7年 阪神淡路大震災での死者は6千人を超えました。その中の死因の割合で多いのは、家屋や家具の倒壊によるものでした。また負傷者数は約4万人を超えています。その中には、建物には被害がないのに、家具の転倒や散乱により逃げ遅れたりケガをしてしまった人が大勢いました。
ただ単に前後に倒れたのではなかったのです。扉のある家具は扉が全開し収納していたものを散乱させていたり、テレビや電子レンジなど家具の上に乗せていたものが飛んでいった、日常では考えられないことが確認されています。
地震の揺れで家具はどんな動きするの?
では、地震があった時家具はどのように動くのかをまとめてみました。具体的に説明すると次のようなことです。
- 前後に揺れながら少しずつ歩いて移動する(ロッキング移動)
- ロッキング移動せず床面を滑って移動する
- 食器棚や整理ダンスなどに積み重ねた家具、テレビ台の上のテレビなどがジャンプし落下
ものには重心があります。それぞれの重心の位置は、幅や高さ・奥行き・重量により決まります。この重心の位置が低ければ低いほど転倒しにくくなります。実際には、建物の構造や階数・置かれている位置の状況によって倒れ安さは変動します。つまり、重心が低い家具であっても油断は大敵です。
地震の揺れで家具を転倒させない方法
家具の固定方法として家具転倒防止グッズがあります。大きく4つの種類があり、強度順に長所と短所を紹介していきます。
L型金具
L型金具とは、家具と壁をネジで固定することです。
- 長所は強度が1番高いこと。
- 短所は壁に穴が開けれない賃貸住宅には不向き。また、壁の素材石膏ボードではビスが効かず板などを設置し対応するため、専門業者に依頼しなくてはならない。
ベルト式器具
ベルト式器具とは、家具と壁をそれぞれのネジで止めた金具をベルトやチェーン・ワイヤーなどで結んだものです。
- 長所は転倒防止効果が高い
- 短所はL型同様、家具や壁の十分な強度が必要
ポール式器具
ポール式器具とは、家具と天井の間に設置するもののことです。
- 長所は取り付け簡単
- 短所は天井の強度が弱いとズレたり、破損の恐れあり
ストッパー式
ストッパー式とは、家具の下の前提に挟み込んで使うものです。
- 長所は安さ、設置が簡単
- 短所は単独使用では転倒防止の効果は低い
L型金具が推奨されていますが、ポール式器具とストッパー式を組み合わすことでも同等の強度が期待できます。見た目などを考えると組み合わせよりかは、業者に依頼しL型金具がいいかもしれません。予算や部屋の状況に応じ選んで下さいね。
転倒防止グッズだけじゃない。日常で気にかける6つポイント
余震に備え、下段の引き出しを出しておく。
大きな揺れの後ゆとりがあれば、タンスなどの一番下の段の引き出しを手前に出すことで倒れ防止ができます。
ストーブの保管は必ず、電池を外す
使用時期が終わり押入れや倉庫にストーブをします時、つい忘れるのが電池を外しておくことです。電池が入ったままだと、地震の揺れで点火してしまい、火事を起こす危険性が有ります。
倒れにくくするためにも重心を低く
食器棚や本棚・タンスなどに収納する時、出来るだけ重いものは下段する。これで家具全体の重心を低くし転倒しにくくします。また、高い位置から落ちてくる時の危険性を考えると、下に収納するほうが良いでしょう。
ゴムシートを敷くことで滑り止め効果
食器の収納やテレビの下にゴムシートを敷くだけで滑りにくくなります。間違ってビニールを敷くと、逆に滑りやすくなるので注意してくださいね。
食器棚のガラスには飛散防止フィルム
食器棚のガラスは棚が倒れなかったとしても、中に収納していた食器などが揺れによって動き衝突して割れてしまうことがあります。
家具の配置を考える
万が一地震の揺れで倒れてもいいように、就寝時の位置(布団・ベット)と家具の位置を見直す必要があります。また、家具が倒れ出入り口を塞いでしまうこともあります。出入り口には家具はなるべく置かない、万が一倒れても通り抜ける空間を残す工夫が必要です。
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