「システムキッチンの選び方」リフォーム予算別の最新相場&口コミ

システムキッチンにリフォームする時の相場が知りたい!という時に。

予算別で「これぐらいの予算だったら、こんな感じのシステムキッチン出来る」という一覧表を紹介。

実際にシステムキッチンを選ぶ時のヒントも合わせて解説しています。

 

まずはシステムキッチンの「タイプ」を理解しよう!

システムキッチンのリフォーム相場を知る前に、「システムキッチンにはどんなタイプがあるか?」を理解しておきましょう。

タイプを知っておくべき理由は、単純に種類によって値段が大幅に変わってしまうから。

代表的なキッチンタイプは4種類があり、だいたいの値段感覚と特徴は次のような感じになっています↓

I型 キッチン
  • シンプルな作りで値段を安く抑える事ができる。
  • コンパクトなものが多く、省スペースで設置可能。一方で、調理スペースは狭くなりがち。
  • 壁に向かうので集中できる反面、目の前に壁があるので圧迫感もある。
L型 キッチン
  • 調理スペースが広く「三角の動線」で動きやすい。
  • 複数人での調理もやりやすい構造になっている。
  • 設置するスペースが広めで場所を選ぶ。家の構造によっては設置不可の場合も。
ペニンシュラ型
  • 開放感があり、家族の顔を見ながら調理できる。
  • L型・アイランド型等に比べて、比較的どの家にも設置しやすい。
  • カウンターを設置したりアレンジの幅は広い一方でよく見える場所なので整理整頓が必要。
アイランド型
  • とにかく見通しの良さはダントツ。視線を遮るものがない。
  • 通路に囲まれているので自由に動けて、大人数で囲むように調理もできる。
  • 設置するのに広いスペースが必要。換気扇が真ん中にあるので匂いが広がりやすく、油ハネも床にj広がりやすい。

単純に設置に必要な値段以外にも、それぞれのタイプにメリット・デメリットがあります。

高い値段を払ってアイランド型にしたけど、そこまで料理をする機会がなくて スペースをとってしまってるだけになっている。

予算をケチってI 型にしたものの、調理スペースが狭すぎて前より料理がやりにくくなってしまった…

こんな失敗をしないように、「実際の利用シーン」「設置スペース」「予算」の3つのバランスを考えながら、どのタイプにするかをイメージしてみて下さい。

 

システムキッチンの「リフォーム費用&相場」

システムキッチンのリフォームをする時にかかる費用はどれぐらいの値段になるのでしょうか?

実際の予算別に、それぞれの金額で出来る事と設置できるタイプのシステムキッチンをまとめました。

「50万円以下」で出来ること
  • キッチンの一部分だけ取り替える
  • シンプルなI型キッチンに取り替える

ガスコンロやIHの交換。レンジフードの取替え。食洗機の交換など、基本的にはキッチンのいち部分だけを交換する場合なら50万円以下で対応可能です。

またI型のシンプルタイプのシステムキッチンであれば、システムキッチン25万円+工事費用25万円のようなイメージで50万円以内で抑える事もできます。

特に、I型キッチンで「LIXILのシエラ」を導入してリフォームする人が多いようです。

(定価では50万円〜ですが、例えばネット通販等では半額程度の値段で販売されているのを見かけます。)

概算で45万円

LIXIL(旧サンウエーブ他)のI型キッチン「シエラ」に変更。2400サイズのキッチンで、窓際の採光もたっぷりとれるようにしたとの事。

もともとは分割タイプのキッチンだったものを、値段も大差がないシステムキッチンに変更しています。

出典:https://www.homepro.jp/jirei/B110956.html

概算で49万円

タカラスタンダードのI型キッチン「オリジナルモデル」に変更。金額には製品代、工事費、パネル工事なども全て含めての費用。

築年数30年以上の場所で、子供が独立した後の住まいとして、高齢者でも使いやすいように設置したとのことです。

出典:https://www.homepro.jp/jirei/B78833.html

▶関連:予算50万円以下で指定して見積もりを貰う

 

「50〜100万円」で出来ること
  • ハイクラスのI型キッチンに取り替える
  • コンパクトサイズのL字型キッチンに変える。
  • I型キッチンを利用してペニンシュラ型風に見せるリフォーム。

「キッチンスペースはそのままの場所でOK」という場合で、シンプルなI型キッチンでOKという時には、比較的色々なタイプのキッチンを選ぶ事ができます。

I型キッチンはもちろん、コンパクトサイズのL字型キッチンも候補にあげることが可能です。

また、通常は壁側に設置するI型キッチンを、キッチンを設置するための壁をキッチン真ん中辺りに増設する事で、対面式に設置。I型キッチンを利用した、ペニンシュラ型のキッチンにする事もできます。

概算で67万円

PanasonicのリビングステーションVクラスを仕様。

とにかく掃除がラクなキッチンにしたい!という事で、ガスコンロとレンジフードを掃除がしやすく機能性も高い最新モデルを使ったのだそう。

出典:https://www.homepro.jp/jirei/B87042.html

概算で60万円

もともとは窓部分に設置されていたI型キッチンだったところを、手前側に壁を設置するリフォームを実施して、L字型キッチンを置けるようにしたとの事。

収納するスペースに合わせて窓の位置も変更しつつ、低予算で抑えることに成功しています。

出典:https://www.homepro.jp/jirei/B107527.html

概算で70万円

タカラスタンダードのI型キッチンのオフェリアを設置。キッチン設置のための壁を増設する事で、I型でありながら「ペニンシュラ型風」の対面式キッチンにしています。

もともとは和室との続き間だったところをLDKにリフォームしたとの事で、ペニンシュラ型のキッチンの裏には、デザインを合わせた食器棚も設置されています。

出典:https://www.homepro.jp/jirei/B104775.html

▶関連:予算50〜100万円以下で指定して見積もりを貰う

 

「100〜150万円」で出来ること
  • スダンダードなほとんどのタイプのシステムキッチンに対応
  • ペニンシュラ型にも変更も

ガ予算が150万円程度まで見れる場合には、スタンダードなタイプのシステムキッチンならほとんどが手に入れる事ができる予算帯です。

また、システムキッチンのリフォームに合わせた、対面カウンターまわりのリフォーム(オリジナル棚の設置等)も出来ます。

ガスコンロタイプから、オール電化仕様のIHに変更しつつシステムキッチンを導入する場合も、これぐらいの予算は見ておきたいところ。

概算で148万円

もともとは、I型の簡素なキッチンスペースだったところを、お洒落なPanasonic製のペニンシュラ型キッチンに変更。

さらに、「トリプルワイドIH」「食器洗い乾燥機」「スキマレスシンクのクリアタイプ」など、ハイクラスな設備も導入しています。

出典:https://www.homepro.jp/jirei/B75944.html

概算で135万円

もともとはL字型の古いタイプだったキッチンを対面式のキッチンに変更。

新しくカウンターを造作しカウンター内にLIXIL製のシンプルなI型キッチンを入れて、カウンターには本棚や収納スペースを造作しています。

システムキッチン自体はシンプルなものに抑えて、よく見える部分にお金をかけた…というリフォームアイデアです。

出典:https://www.homepro.jp/jirei/B87738.html

▶関連:予算100〜150万円以下で指定して見積もりを貰う

 

「150万円 以上」で出来ること
  • ハイクラスを含む、ほとんどのシステムキッチンを導入可能
  • ペニンシュラ型やアイランド型にもできる

配置替えを含む大幅なキッチンリフォームをしたい時や、憧れのペニンシュラ型のキッチンを導入したい時には、150万円以上の予算を見ておくのが無難。

アイランド型キッチンになると、予算は最低でも200〜300万円程度は必要になります。

概算で300万円

もともとあったリビングを別の場所に移動して、広めだったリビングをダイニング・キッチンとして贅沢に活用。

キッチンはLIXILのペニンシュラ型キッチンのASを仕様して、開放感のあふれるレイアウトにしています。

出典:https://www.homepro.jp/jirei/B106022.html

概算で950万円

もともとはリビングダイニングと和室の2部屋あった場所をワンルームに変更。それに合わせてリッチなアイランドキッチンを導入。概算費用はそれらをまとめた全体の価格です。

出典:https://www.homepro.jp/jirei/B90821.html

▶関連:予算150万円以上で指定して見積もりを貰う

 

キッチンリフォーム工事に必要な期間はどれぐらい?

キッチンリフォームに必要な期間をまとめると、このような流れ&期間が目安です↓

  • 導入するシステムキッチンを選ぶ:約1〜2週間程度
  • 契約から商品を納入する:約2週間程度
  • 工事開始から終了まで:約1週間程度

全体的に必要な時間は1ヶ月程度が目安です。

工事に関しては、キッチンスペースの大幅な移動を含む場合には1週間以上の期間が必要な場合も。

逆に、今にスペースのままでサイズ感もほぼ変わらないキッチンを入れ替えるだけなら、3〜4日程度で終える事もできます。

 

システムキッチンの選び方のコツ

システムキッチンを選ぶときの流れは、次のような手順で決めて行くとスムーズです。

1.設置場所を決める 今と同じ場所に設置するのか、別のスペースにするのかイメージしておきます。設置場所は複数パターンを検討しておくと、実際に現場を調査してもらうときに要望を伝えやすいです。
2.設置する型を決める 先に紹介したように、キッチンにはI型・L型など様々なタイプがあります。設置場所に対して、どんな形のキッチンを置きたい?をイメージしておきます。

  • I型やL型を壁側に設置:料理に集中できる。
  • ペニンシュラ型:子供の様子やテレビを見ながら料理できる。
  • アイランド型:家族みんなや、ママ友同士で料理を楽しめる。

それぞれキッチンタイプのさらに詳しいメリット・デメリットは本記事冒頭の項目も参考にしてみて下さい。

3.現場調査をしてもらう 実際に専門スタッフに現場を見てもらって、寸法を測ってもらったり、さらに詳細なアドバイスをもらいます。

ここまでに、「設置場所」「設置する型」をイメージしておく事で、こんな感じにしたい!という要望をスマートに伝える事ができ、より綿密な打ち合わせが可能です。

キッチンスペースの増設なども含めて、自分が思っていたより安くリフォームできるケースもあるので、プロに現場を見てもらう事は必須です。

現場調査では、カタログも持参してくれるので、アドバイスを貰いながら より詳細なイメージを膨らませる事が可能です。

4.メーカーを選ぶ システムキッチンには、「クリナップ」「LIXIL」「Panasonic」等、多くのメーカーが販売していて、それぞれのメーカーの特徴があります。

デザインと合わせて、それらの機能も見ながら、自分の家にとって使い勝手のいいものをチョイスしていきます。

それぞれのメーカーの特徴については、次の項目でさらに詳しく解説していきます。

5.色やオプションを決定 ある意味で、システムキッチン選びに一番悩む人が多い所かもしれません。

システムキッチンでは、外観の扉や収納スペースのカラーを自由に選んだり、差し色を組み合わせたりできるタイプがほとんどです。

システムキッチン単体で見た時には、よく見えていても… 実際に部屋に設置してみると違和感を感じてしまう場合も。

なので、システムキッチンだけを見るのではなくて、カタログやサンプルカラーを見ながら、実際に置いた時の部屋全体の雰囲気をイメージしながら選ぶのがコツです。

サンプル用の小さなプレートの色は、拡大した時には違った色合いに見えるケースもあるので、アドバイザーにその辺りも相談しながら、納得のいくデザインを選んでみて下さい。

 

システムキッチン有名メーカーの特徴を比較!

大手システムキッチンメーカーのブランド一覧と、それぞれのブランドの特徴をまとめました↓

LIXIL


http://www.lixil.co.jp/lineup/kitchen/default.htm

収納スペースが立体構造になっていて、フライパン置き場等のデッドスペースがない「アシストポケット」や、引き出しを開けなくても、ワンプッシュで包丁やおたま等を取り出せる「ドアポケット」等、収納まわりの機能が充実

整理整頓が苦手な人や、効率よく調理したい人におすすめのメーカーです。

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クリナップ


https://cleanup.jp/kitchen/

特にステンレス製のキッチンの品質とタイプが多いブランド。「ナンバーワンステンレスキッチン」をウリにしていう事もあり、熱や水に強い耐久性の高いステンレス素材を使っています。

アイランドタイプの最高級ステンレスキッチン「セントロ」。マンションにぴったりフィットするコンパクトタイプの「コルティ」等、バリエーションも豊富。

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Panasonic


http://sumai.panasonic.jp/kitchen/

「センスいいね!」と言われそうな、お洒落なキッチンが多いメーカー。

シンクとカウンターのつなぎ目が一切見えない「スキマレスシンク」等、見た目にもスタイリッシュなデザインのキッチンが豊富。

ご飯を食べるキッチンテーブルの上にIHを設置したアイランドタイプ、「いろりダイニング」は、調理スペースとテーブルが一体化したユニークな構造です↓

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Takara standard


http://www.takara-standard.co.jp/product/system_kitchen/

熱や湿気に強いホーロー素材を使ったキッチンが豊富。また、ベースの値段帯がお手頃なものが多く、現実的に選びやすいシステムキッチンが揃います。

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TOTO


https://jp.toto.com/products/kitchen/system_kitchen.htm

排水口まわりに向かって水がスイスイと流れていく「すべり台シンク」や、幅広のエアインシャワーで節水効果も高い「水ほうき水栓」など、水回りの機能が充実しているブランドです。

ユニットバスやトイレメーカーとしても有名ですが「水回りへのこだわり」は、システムキッチンにもしっかり反映されています。

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TOCLAS


http://www.toclas.co.jp/kitchen/

長年「人造大理石」を開発してきたメーカーで、人造大理石を使ったシステムキッチンが豊富です。

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CUCINA


http://cucinastyle.jp/

日本で初めてシステムキッチンを発売したメーカー。国産にこだわりフルオーダーで製造&販売を一貫して行っているブランドです。

他にはない、オリジナリティの高いシステムキッチンにしたい人におすすめ。

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実際にシステムキッチンリフォームをやった人の口コミ

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