地震対策で耐震リフォームを行う時に。そもそも、耐震リフォームとはどのようなものなのでしょうか?
実際に、耐震リフォームを検討している時に、「始める前」に知っておきたい項目や、やる時の流れ等をまとめました。
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耐震リフォーム前に知っておきたい事
耐震リフォームにはどんな種類がある?
ひとことで「耐震リフォーム」と言っても、建物が一戸建てなのかマンションなのか等でもやり方は変わってきますし、それぞれの住居でも様々な手法で「耐震対策」を行う方法があります。
耐震リフォームを依頼する前にも、予定している建物にはおおまかにどんな耐震対策があるのかを知っておきましょう。
is値・ios値とは?
建物の耐震診断を行うと診断結果の書類を見る事になりますが、一般的には専門家ではなくても分かりやすいように「総合評価」という形で記載される場合が一般的です。
ですが、その評価の基準となっている数字にはis値やios値と呼ばれるものがあります。
それぞれ「構造耐震指標」「構造耐震判定指標」とも呼ばれていて、制定された粘土によってその算出方法や基準値も変わっているので注意が必要です。
▶関連:「耐震診断の見方」結果表の中にある「is値・ios値」とは何?
耐震リフォームで補助金は出るの?
耐震リフォームを行う場合には自治体によっては「補助金」が出る場合があります。
実際に補助金を貰うためには、いくつかの条件もあり、そもそも自分の住んでいる自治体が対応しているのか?と、補助金を貰うまでの手順も知っておくべきです。
▶関連:耐震リフォームの補助金とは?実際に補助を受けるための手順
マンション住まいで気になる「新耐震基準」
マンション住まいになると、なかなか自分の力だけで耐震リフォームをするわけにはいきませんが…、ひとつの目安として「新耐震基準に合致しているか?」という部分で、安全性を把握する事ができます。
▶関連:大丈夫?新耐震基準を満たしているマンションはいつから?
耐震リフォームの流れ
実際に耐震リフォームを行う場合には、次のような流れですすめていく事になります。
1.耐震診断の業者を選定
リフォーム前に、自分に家の耐震状況を把握する事からスタート。まずは、耐震診断を行ってくれる業者を選んでいきます。
2.耐震診断を受ける
耐震診断は、屋外調査・外周調査・基礎調査・屋内調査・屋根裏調査・床下調査などなど数々の調査が。これらの調査をひとつづつチェックし、診断していいく事になります。
ちなみに、住宅リフォーム業者の中には「簡易的な耐震診断は無料」としている事も多いので、まずは住まいの状況をチェックする事からスタートしても良いかもしれません。
3.耐震リフォーム業者の選定
診断結果をもとにして、そのまま同じ業者に相談したり、別の業者に依頼して耐震改修計画をたてていく事になります。
ちなみにこの計画書は、前項で紹介した補助金を貰う場合には必要となるので重要な項目です。計画をもとに、それに必要な費用を算出し見積もり出してもらう事になります。
できれば「相見積もり」を行い、はじめから1社だけに任せてしまわないようにし比較できる状態にしておきましょう。
4.着工
着工となります。耐震リフォームの方法によっては(外壁をまるごと撤去して着工するなど)かなりの時間が必要になる場合もあるので、予算と時間とのバランスを見ながら決定していくようにします。
「地盤調査」についても知っておこう
新しく建物を建てる場合等に行う地盤調査の方法や種類。それぞれの調査でかかる費用等もまとめています。
自分でも出来る対策
耐震リフォームは場合によってはかなり大掛かりになり時間がかかる場合も。リフォームまでに、まずは自分自身でできる耐震対策も合わせて行っておくと良いでしょう。