外観や外部(門、フェンス、倉庫、カーポートなど)のことを「エクステリア」といいますが、今回は住宅のエクステリア部分でのトラブルについて紹介します。
photo by katie chao
「外構」と「エクステリア」の違い
「外構」とは住宅の外にある構造物全般のことを言い、庭木なども含まれ主には外部と敷地内部をしっかり分けるために用いられる構造物のこと。
「エクステリア」とは直訳すると外観・外面や表などを意味し、外構と同じようなことを示しますが、日本では主に「屋外インテリア」に対応する言葉として使われています。
例としては「ポストやフェンスをオシャレなデザインの物を使う」や、「ガーデニングコーナーを設ける」、「バーベキューなど屋外でのホームパーティーが行える空間を設ける」などがあります。
「外構」と「エクステリア」の違いを簡単に言うと、境界や用途ごとにを分かりやすく仕切りを作るのが「外構」と表現し、外観・外面を機能的且、美しくデザインすることを「エクステリア」と表現しています。
近年では、庭や建物外に対するこだわりが強くなっており、西洋風のエクステリアデザインアイテムが多く販売されるようになっています。
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外構工事の手抜きを予防するコツ
以外にも多く発生している「外構工事」の手抜きによるトラブル。
近年では、自宅の境界線を仕切る際、コンクリートの壁よりも比較的安価に設置できる「ブロック併」を用いた工事が主に行われています。
「ブロック塀」はひとつひとつ積み上げて併を作るのですが、オシャレな色や模様の付いた化粧ブロックや、表面にタイルを張ってオシャレに仕上げるブロックが人気です。
しかしブロック併を設置する際の手抜き工事が多発しています。きちんと正しい施工を行わずに手抜きしてしまうと、小さな衝撃で塀にヒビが入ったりひどい時は倒壊してしまう恐れあります。
「ブロック塀」を設ける際に大切なのは併の土台となる基礎です。基礎がしっかりしていないと不安定になったり小さな衝撃で破損する原因となるのです。そのようなことを防ぐには以下のチェックすべきポイントがあります。
- 地面を強くするために、圧力をかけて締め固める転圧がなされているか。
- より併を安定させるために、ブロック1つ分は土に根入れ(埋め込まれている)されているか。
- 強化のため、ブロックに鉄筋がおさまっているか。
手抜き工事を行う理由は「コストをおさえるため」が多いようです。上記のチェックポイントにある項目を1つでも省くと強度や安定感が減少してしまい後々、併にヒビが入ったりブロックが破損してしまったりとトラブルに見舞われる可能性が出てしまいます。
工事を行う前に「基礎をどのように作るか」「鉄筋はどのように組むのか」「根入れはどの程度入れるか」を業者に確認しましょう。また、工事中に自分自身も足を運び、どのように工事を進めているのかを確認するのも手抜き工事を防ぐ手段としては効果的です。
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