オール電化住宅を考えた時にエネファームという選択肢があります。
エネファームはまだ新しいシステムなのでどのようなものか分からないという人もいるかもしれません。この記事では、そんなエネファームがどんなものなのか?また、実際に設置する時にかかる費用はどれぐらになるのか?等をまとめています。
photo by Sigurdur Bjarnason
エネファームとは?
私達に普段馴染みのある、PLガスや都市ガスや灯油などから水素を取り出し、空気中の酸素と水素を反応させて発電する、いわゆる家庭用燃料電池のことで、正式には家庭用燃料電池コージェネレーションシステムといいます。
つまり、ガスでお湯と電気を同時に作る機械です。
発電時に発生する排熱をエネルギーとして利用することができるため、火力発電や原子発電と比べて利用効率が高く、ガス会社によっては専用の価格設定を設け通常より使用料金を安く抑えることが可能。
また、給湯時の発電では、家庭で使用する電力の40%~60%をまかなう事ができるため、電気料金の節約も試みることができ、さらには「地球環境に優しい」という事でエネファーム設置する事での補助金制度もあります。
オール電化とエネファームの初期費用を比較
オール電化によく用いられる給湯機器、エコキュートなどを設置する際に必要な初期費用40万円~80万円前後に対し、エネファームは1機あたり180万円~230万円前後(補助金含む)。
エコキュートなどに比べるとエネファームの方が初期費用が高めです。
それでもエネファームは2009年の発売当初の本体価格が約350万円だったのが、2015年発売モデルは本体価格が約160万円と半額近くまで下がっていて、使用できる期間は約10年間とされています。
また発電時の排熱で貯湯タンクの中のお湯を温めるというシステムであるため、大きな貯湯タンクを設置するスペースが必要になりますが、床暖房に使用したり停電時には電力を供給することが可能です。
オール電化とエネファームの月額の光熱費を比較
一般的な家族2人~4人の平均月額光熱費で見てみると、
- オール電化12,500円~15,000円
- エネファーム14,000円~19,000円
となっており、若干ではありますがオール電化の方が毎月の光熱費が低いという結果となっています。
エネファームは、通常のガスと電気の両方を利用している家庭の、一般的な光熱費の月額に比べると4,000円~8,000円程度の節約にはなるようですが、オール電化と違ってガスと電気に対する基本使用料を毎月払わなければならない事からも、オール電化の方が日々の家計には優しいようです。
しかし通常、私達が発電所から電気を受け取る際、37%程度の電気しか受け取ることができていません。
理由としては、発電時に熱として外へ逃げてしまっていることと、発電所から家庭に届くまでに一部の電力が失われるという送電ロスが起こっているから。
エネファームの場合、発電時の熱を利用してお湯を沸かすことができる上に、エネファーム本体が家のすぐ近くにあるので送電ロスがほとんど起きないので、約85%の高効率でエネルギーを利用することができます。
この辺りの事からも「エネファームが省エネで環境に優しい」という事が分かりますね。
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