「家の壁 断熱」を自分でDIYする方法&リフォーム時の料金目安

外の気温が影響してエアコンの効きが悪いと、必要以上に電力を消費し電気代が高くなってしまう事もあります。そんな場合は、家の壁を断熱するのがおすすめ。

そんな壁の断熱を自分でやる方法についてまとめました。

photo by Matteo Paciotti

 

家の壁を自分で断熱する方法

家の壁を断熱する方法は、主に次のようなやり方があります。

  1. 壁の内側に断熱材を入れて断熱する
  2. 断熱塗料を塗って断熱する
  3. 断熱機能のある壁紙を貼って断熱する

それぞれ、詳しく解説していきます↓

 

1.壁の内側に断熱材を入れて断熱する

この方法は壁紙や内装材を剥がして、断熱機能のある素材を壁内部に埋め込んで、もとあったように戻す…という方法です。

壁の中に使える断熱材には、次のような種類と特徴があります↓

断熱材 特徴 熱伝導率 W/mK
グラスウール
  • リサイクルガラスを高温に熱して溶かし、繊維状にまとめた人工繊維
  • ガラスなので、耐火性が強くコスパも高いので、最もメジャーな断熱材として一般的
  • 厚さやサイズが豊富で、性能に差がある。
0.036~0.05
ロックウール
  •  石を原料にした人工繊維
  •  岩が原料なので、耐火性に優れている。
  • 上位グレードのグラスウールと、ロックウールが同じぐらいの断熱性能。
0.038~0.058
セルロースファイバー
  • 断熱効果+防音効果も高い素材。
  • 原料そのものが高い。さらに、取扱いには専門の講習が必要なので、DIYで扱うのは無理
0.04
ポリスチレンフォーム
  • いわゆる発泡スチロールのこと。
  • ビーズ法ポリスチレンフォーム(EPS)と、押出し法ポリスチレンフォーム(XPS)がメジャー。
  • 押出し法ポリスチレンフォームである「スタイロフォーム」がDIYでも人気で使いやすい。
0.028~0.043
ウレタンフォーム
  • 細かい泡の集合体で発泡プラスチックとも呼ばれる物質
  • 特に硬質ウレタンフォームは、気密性が高く、施工もしやすいので、日本でメジャーな 断熱材のグラスウールに変わる素材として注目。
  • 硬質ウレタンフォームは、スプレータイプのDIYしやすいタイプも豊富。
0.023〜0.026

 

表の右端の「熱伝導率」は、断熱効果を示す指標となる数字。この数値が低いほど、高い断熱効果が期待できます。

ただ、いずれの断熱材も基本的に性能は高いので、「圧倒的な違いがある」というわけでもありません

…むしろ、

  • 「スペースが広い場所には、大量に使いやすい一般的なグラスウールを使う」
  • 「壁の石膏ボード裏の梁がまっすぐキレイなら、カッターでカットしてはめるだけでラクなスタイロフォームを使う」
  • 「狭い隙間や、立体的になてるところは、自己発泡する硬質ウレタンフォームを吹き付ける」

等のように、場所や状況に合わせて使い分けをするのが大事です。

「壁の内側を自分でDIYで断熱する」という方法に限定すると、紹介した中で使いやすい断熱材はポリスチレンフォーム(特にスタイロフォーム)と、スプレータイプの硬質ウレタンフォームです。

スタイロフォームで壁を自分で断熱する。

スタイロフォームは、こんなパーツでAmazon等で普通に購入する事ができます↓


ブルースタイロフォーム

スタイロフォームは、簡単に言うと「断熱性能が高い発泡スチロール」です。発泡スチロールなので、カッターや発泡スチロールカッター等を使って、サクサクと簡単にカットする事ができます。

壁のサイズに合わせてカットしていき、こんな感じにはめ込んだ後で、石膏ボードを貼り付け、自分で壁紙を貼り直して元に戻します。

硬質ウレタンフォームで断熱する

硬質ウレタンフォームで断熱する方法は、動画で見てみた方が分かりやすいです↓

こんな感じに、スプレーで吹き付けていくだけ。

動画は業者が使う専用の機械で、しかも広いスペースを行っているものですが、個人でDIYでやる時には、こんな感じのスプレー缶が販売されています↓


発泡ウレタンスプレー/アクアフォーム

このスプレーだけで、部屋全部を断熱するのは、何十本も買う必要があるので現実的ではありません。

ですが、2〜3㎡程度のちょっとしたスペースや、立体的になっててスタイロフォーム等を貼り付けての断熱ができない!という箇所には使いやすいアイテムです。

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2:断熱塗料を塗って断熱する

「塗料タイプ」の断熱方法は、壁紙を剥がし壁をキレイにした状態で断熱材入りの塗料を壁に塗布する方法です。

業務用の断熱材入りの塗料は多数あります。…ですが「自分好みの色が塗りたい!」という時に好みの色がなかったり、業務用サイズの大きなものばかりで「変な色だったら嫌だし、1缶も高いので買うのに勇気がいる」となりがち。

そこで、おすすめのアイテムがこれ↓


断熱粒素ヒートカットパウダー

断熱粒素ヒートカットパウダーは真空断熱効果と赤外線反射効果を併せ持つ新素材です。

一番の特徴は、壁に自分が塗りたいものに自由に混ぜる事ができるということ。

塗料だけじゃなくて、漆喰やセメント等にも「混ぜてOK」な素材なので、例えば「うまくヌレール」のような、DIYしやすい漆喰材料に、「ヒートカットパウダー」を混ぜて塗るだけで、手軽に断熱壁にしたりできます。

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3.断熱機能のある壁紙を貼って断熱

「壁紙タイプ」の断熱方法は、名の通り断熱効果のある壁紙を必要な大きさにカットして壁に張るだけのお手軽リフォームで初心者にもおすすめ。


壁ブリック

家庭用のハサミやカッターなどでカットすることができ、女性の方でも使いやすくなっているので、「部屋の模様替えついでに断熱効果をプラスしたい!」という人におすすめ。

 

断熱リフォームの料金はどれぐらい?

  1. 壁の内側に断熱材を入れて断熱する
  2. 断熱塗料を塗って断熱する
  3. 断熱機能のある壁紙を貼って断熱する

という3種類のDIY方法を紹介しました。

断熱効果とDIYのやりやすさ をまとめるとこんな感じになります↓

断熱DIYの種類 かかる費用 かかる手間 断熱効果
壁の内側に断熱材を入れて断熱する 使う素材による かなり手間がかかる ★★★
断熱塗料を塗って断熱する 安い 手間がかかる
断熱機能のある壁紙を貼って断熱する 高い 少し手間がかかる

最も高い断熱効果があるのが、壁の内側に断熱材を入れる方法。ですが、壁紙や石膏ボードを外して断熱材を入れて… 再び同じように戻す必要があるので、かなりのDIY好きじゃないと 全てをやりきるのは難しいです。

一方で、断熱材入りの塗料を塗ったり壁紙を貼る方法は、「お手軽なDIY断熱」としてはおすすめ。一方、断熱効果については「そこそこ」なので、あまり過剰に期待しない方が良いです。

ちなみに壁の断熱をリフォーム業者に依頼した場合。例えば、リビング15畳 程度の料金が最低10万円程度からが相場。後は、やる内容や使う材料や施工方法によって幅があります。

自分でDIYで断熱する方法と比べると当然 高くつきますが… 時間と手間をカットする事ができ、自分でやった時のような「ちゃんと断熱できてる?」という心配が不要に。

確実にプロの手で壁の断熱ができるのがメリットです。

実際に、自分の部屋(自宅)で断熱リフォームをした時に 現実的にどれぐらいの料金がかかるか? は以下で確認できます↓

▶関連:自分の家の「断熱リフォームの相場」を知る

「自分でDIYでやった時の手間&かかる材料費」と、「業者に頼んだ時にかかる費用とカットできる時間と手間」の2つを比べてみて、どちらが実際に実現できる方法なのか?を判断してみて下さい。

 

壁以外の断熱DIYリフォームのやり方

フローリング、窓ガラス、畳の部屋などなど。自分で断熱リフォームのDIYをやる!という時に参考になる記事をまとめました。

▶関連:断熱リフォームを自分でやろう!場所別DIY方法と費用まとめ 

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