マンションの天井の防音リフォームする対策方法と費用

マンションなどの集合住宅で生活している時ならではのトラブルの元が上の階からの騒音。

「子供が走り回る足音」「ドアの開閉音」などを始めとして、いったん気になりだすと些細な物音も耳障りになってしまい、日常的なストレスの要因になってしまいます。

そんな、騒音対策として、自分の家の天井で対策をしたい!という時の対策方法について解説していきます。

 

マンションで防音リフォームをやる場合の注意点

マンションで防音リフォームをやる前に、まず、次のの3つのポイントを確認しておいて下さい↓

その1.まずは、管理人に相談

後半でも紹介しますが、マンションで天井の防音リフォームをやる場合、かなりの費用が必要です。

  • 防音のために、「音の被害」を受けてる側が天井を防音対策する。
  • 防音のために、音を出している側が床に防音対策をする。

この2つを比べてみると、防音対策費用としては、圧倒的に「床に防音対策」をする方が安くつきます。

もし、いきなり天井の防音を考えているなら、まずは「上の階の人の防音対策をお願いできないか?」を考える方がベター。

直接 話すのはトラブルに繋がりそうで避けたい… という時には、まずは、マンションの管理人に相談しましょう。

全員が見る掲示板に「騒音被害のご連絡」のような張り紙を貼ってもらえる。各住居のポストに直接 騒音被害として手紙を配布してもらえるなど、何らかの初期対策を行われるのが普通です。

その2.直接相談してみる

「管理人に相談したけど、いまいち動いて貰えない」

「そもそも、言って貰えそうな人がいない」等の場合。

上の階の人に直接、相談をしにいく方法もあります。

この場合、感情的になるのではなくて、「もう少し、音を小さくできないでしょうか?」のように、お願いする姿勢で行くのがポイント。

いきなり感情的に行った所で、素直に聞き入れてくれる人は ほとんどおらず、「もっと騒音がひどくなった…」のようなトラブルが起こってしまうかもしれません。

…実は、筆者は「騒音を出してる側」として マンション下の階に住む住人の方から相談された事があります。

騒音の原因としては、3歳と5歳の子供の足音でした。

新築の分譲マンションという事もあり、ご近所仲を悪くしたくなかったので、住み始めの当初から「下の階に響くから走ってはダメ!」と注意し続けてきたつもりでした。

ですが、小さな子どもの場合、どうしても「かかとで歩く」というクセがあるので、例え新築であってもフローリングのままだと、子供が普通に歩いていても「足の振動音」が階下に響いてしまってた…というわけです。

幸い、勇気を出して相談に来て頂いた階下の方も、我が家と同じ子供がいる家族でした。そんな事情もあり、そこまで強く言われる事もなく、「難しいのは分かってるつもりなのですが、できれば…」という感じでの「お願い」としての相談でした。

「新築だから、走り回らなければ大丈夫だろう」と慢心してしまってた事も事実でしたので、「家全体&全面に防音カーペットを敷く」という対策を実行しました↓

▶関連:マンションで実際に「LL35 防音カーペット」全面に敷いた効果を画像付きで紹介!

このケースでは、「音を出してた方が対策した」という形ですが、上の関連記事でも紹介してるとおり、「やってて良かった」と感じるメリットも多々ありました。

ですので、相談できそうな住人の方の場合は、いちど相談に行ってみる価値はあるはずです。

その3.施工依頼する前に確認

「とても相談に行けそうな人ではない」

「色々トラブルになるのも面倒だから、こっちで対策してしまいたい」という場合。

本記事のメインテーマ通り、自分で依頼して天井の防音リフォームを行う という事になります。

施工依頼を出す前の注意点としては、次のようなポイントがあります。

  1. マンション騒音の原因をざっくり理解
  2. マンション防音方法もざっくり理解
  3. リフォーム時の近隣対策を確認

次の項目で順番に解説しますが、マンションの騒音と防音の仕組みは、専門用語等 細かな点まで覚える必要はないものの、ざっくりとだけでも理解しておくべきです。

原因と対策を理解しておくだけで、リフォーム業者に依頼時の説明で、優良なリフォーム業者かどうかを判断できる材料を自分で増やせます

もともと「リフォーム」は、専門性の高いジャンルな事もあり、自己判断がしにくく「良い業者」「悪い業者」を自分で見分ける事が難しいです。

…それに加えて「防音リフォーム」になると、本当にちゃんとした防音工事ができる業者は限られます。それだけ、マンションの防音対策(特に天井側でやる)というのは難しい方法なのです。

繰り返しになりますが、騒音の原因と対策を知る事は、「たいした防音工事ができない業者」を避け、「効果的な防音工事ができる業者」を見つけるための第一歩と言えます。

「リフォーム時の近隣対策を確認」については、主にマンション管理人とのやりとりになります。

「自分の方で天井に対策する」という事は、できれば 上の階に住む住人には知られたくないリフォームです。

騒音を続ける住人の中には…、「防音工事をやってる」という事実を知った事で、余計にひどい騒音を出すようになったという悪質な人もいるそう。

通常、マンションの管理規約上では、リフォーム工事等をする場合は 上下左右の住人に「リフォームの内容」を伝えた上で、その工事を行ってもOKという許可証(ハンコ)等をもらうのが普通

ですが、こういった事例もあるため、マンション管理人に事情を話した上で、「内容を伏せた上で、依頼可能かどうか?」を相談しておく方がベターです。

ちなみに、リフォームの優良業者になると、こういった内情にも精通してるので、こちらが言わずとも管理人に直接要望してくれる所もあります。

 

防音リフォームの内容を理解する

ここまで紹介したように、マンションの天井での防音工事が難しく、しっかり防音するには難易度の高いものです。

リフォームを相談する前に、マンションの騒音の原因&対策を理解しておく事で、リフォーム業者を選別できる材料を増やせます。

専門的な言い方をなるべく避け、なるべく簡単に「マンションの騒音の原因&対策」を説明していきます↓

天井上から音が出る仕組みを簡単に解説

一般的なマンションは「二重天井」と呼ばれる構造です↓

左が二重天井タイプ。右が流行りの「直天井リフォーム」等でも見かける、直天井タイプです。

「天井スラブ」等と言われる、「直天井」構造の上から板を貼って、キレイにお化粧した状態が二重天井

構造を知ってると分かるように、二重天井の場合は、直天井の上に板を貼ってキレイにしてるので、中に「空間」が存在しています。

…実は、この中に空間がある構造は「子供がドンドン走る音」タイプの騒音がとっても聞こえやすくなるという問題を抱えています。

(専門的に言うと、マンションの二重天井は低周波騒音に弱いというのが定説。だから、 吸音のために二重天井にしよう!等と言ってるのも当然、論外です。)

よくある、「天井防音には遮音シートを貼ろう!」というような対策が、まったく意味がないのも この事が理由。

遮音シートでは、人が話すような会話をある程度 防ぐ事はできても、こうした「子供がドンドン走る音」のような、低周波騒音を防ぐ効果はまったくないからです。

天井の防音を確実に実現するには3つの対策が必要

では、こうした騒音を防ぐには、どういった方法が良いのか? それには、次の3つの対策を行う必要があると言われています↓

  • 遮音:音をカットする
  • 吸音:音を吸収する
  • 制振:振動をカットする

具体的な方法としては、天井裏に「遮音」「吸音」「制振」を実現するために、吊り金具+空気の層+吸音材+遮音材という風に、順番に層を作り防音リフォームをする方法が一般的です。

騒音への対策が3つあるので、シンプルにそれぞれの対策がされてないとダメ!という事。

それぞれに対策ができそうなリフォームになってるかどうか判断する材料(方法)として、「ちゃんと多重構造になってる?」をチェックしてみて下さい。

リフォーム相談をした時に、「遮音シートを貼ってみては?」のような提案をしてくる業者だったら要注意。「それ、多重構造じゃないけど、ちゃんと防音できるんですか?」と突っ込みを入れるか、さっさと相談を打ち切ってしまいましょう。

 

現実的に防音リフォームをすると、相場はいくらぐらいかかる?

マンションで天井の防音リフォームする場合、実際にどれぐらいの費用がかかるのでしょうか?

「天井内の内装材を一通り変える必要がある」「多重構造にする必要がある」「施工の技術が必要」等の現状。また、防音業界では、マンションのような集合住宅での防音リフォームが最も難易度が高いと言われているそうです。

そのため、どんなに安くても40〜50万円は普通。ケースによっては、数百万円の費用が必要になってきます。

高額費用がかかるリフォームですので、「まずは寝室だけやる」などのように、絶対に騒音を何とかしたい!という部分に絞って一区画だけ リフォームしてみる方法がおすすめ。

マンションは、これまで日本が何度も大震災を経験してきたという実情もあって、「施工技術の進化が早い業態」でもあります。

そのため、比較的 新しいマンションだとリフォーム費用も安めに、逆に古いマンションだと「 下地の根本的な見直し」等も含まれるので、防音リフォームにかかる相場の幅が広くなってしまってるのが現状です。

現実的にどれぐらいの金額が必要なのか?は、かなりケースバイとなってしまうため、まずは複数社に現地を見てもらった上で、ここまで紹介した内容を参考に「業者の仕分け」と「現実的な価格を知る」事がスタートとなります。

▶関連:自分の家の「防音リフォームの相場」を知る

 

その他の「マンション防音」の種類と相場

マンション住まいで考えられる、防音リフォームの種類と、それぞれのリフォームを行った時にかかる相場についてまとめています。

▶関連:防音リフォーム/マンションの「防音対策」方法と費用の相場

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