「本当にお得?」エコキュートにするメリットとデメリット

キッチンやお風呂などで日常的に使用するお湯を作る給湯機は、快適な生活を送るための重要な設備機器の1つ。この記事では、オール電化をする時の、給湯システムとして高い人気のエコキュートについて解説します。

photo by Moyan Brenn

エコキュートとは?

エコキュートは、空気の圧縮機により空気中の熱を取り込んで圧縮・膨張と熱交換を組合わせた、ヒートポンプ式という方法で給湯に必要なエネルギーを自ら作り出すシステムです。このヒートポンプは冷蔵庫やエアコンなどにも使われます。

このシステムにより、実際使用する電気の熱エネルギーの約3倍もの熱エネルギーを得ることができ、さらに人工的に開発されオゾン層にダメージを与えてしまうフロン系ではなく、自然界に存在する二酸化炭素などを利用するため、温暖化ガスの排出やオゾン層破壊の抑制に期待できます。

つまり、エコキュートとは環境にとても優しくヒートポンプ式のパワフルな家庭用給湯システムのことです。

エコキュートという名称は元々の商品名ではなく、給湯機器メーカーや電気会社によって「自然界の物質を使ったヒートポンプ式電気給湯機」を総称し、エコキュートという愛称で呼ばれるようになりました。

 

エコキュートのメリット

  • 火を使わないから安心・安全
  • ランニングコストが圧倒的に安い
  • 地震などの災害時に役立つ
  • 浴室暖房や床暖房に使える多機能タイプがある
  • 補助金制度を利用できる

エコキュートには上記のようなメリットがあげられます。

「ランニングコストが圧倒的に安い」では、給湯にかかるランニングコストをエコキュート・電気給湯機・石油給湯器・ガス給湯器の4つで比べてみると、エコキュートでの給湯が圧倒的にコストが低く、ガス給湯器(都市ガス)に限ってはエコキュートの約6倍ものコストがかかります。

「地震などの災害時に役立つ」は、エコキュートなどの電気給湯機は貯湯式であるため、停電や災害時に貯めておいたお湯を使う事ができます。

しかし、メーカーや機種によっては非常用取水栓機能がない場合もあるので、購入時にしっかりチェックしましょう。また、貯めているお湯は生活用水として利用し飲用ではありません。

▶関連:エコキュート・主要5社の価格とおすすめポイントを比較

 

エコキュートのデメリット

こんなに便利なエコキュートですが、「給湯機器の中では割高」「貯水タンクを設置するスペースが必要」「確実な対応年数がまだ判断しかねる」という3つのデメリットがあるのが現状。

「給湯機器の中では割高」では、他の給湯器と比べて本体価格などの費用つまり初期費用が割高となっています。しかしランニングコストは断然お得となっているため取りつけ時に電気給湯機かエコキュートかで悩む人は多くいます。

「腸水タンクを設置するスペースが必要」とは、エコキュートや電気給湯機は上記でも説明されているように貯湯式ですので、貯湯するタンクが必要です。一般的には冷蔵庫程度の大きさがあり、設置スペースに余裕がなければ取り付け出来ない場合があります。

「確実な対応年数がまだ判断しかねる」とは、エコキュートのヒートポンプは対応年数が10年、タンクの対応年数が15年といわれる中、エコキュートは実際に一般家庭に販売されてまだ10年に満たないほど歴史が浅い機器。ですので、確実な「対応年数」については、実際のところ はっきりしていない というのが現状です。

▶関連:「オール電化リフォーム」を依頼する時の手順と流れ

\オール電化なら必須!/
電力会社を楽に見直す方法 面倒な手続きも任せっぱなし

オール電化切り替えと電力会社の見直しはセットでやるのが常識。

例えば、ドラッグストア等が安い理由は、同じものを一気にまとめて仕入れているからです。

オール電化は、電気とガスに分けてた光熱費を、1本にまとめるわけですから、上の例と同じ理屈で安くできる可能性が上がります。

せっかく安くできるのに、何もしないのはもったいないですよね?

ただ、電力の見直しは、調べる時間も含めて何かと面倒くさそう…

そんな人は「電気チョイス」を使うと切り替えも楽でおすすめ

★ ここがメリット!
  • 知識豊富なプロが見てくれる
  • 面倒な交渉や見積りもお任せ
  • 切り替え費用は0円

自分にとって、1番お得な電力会社を丸投げで見つけてくれて、手続きもお任せでやってくれます。

詳しく見る
(公式限定・最大3万円バック)